受信機
受信機の種類
外観
主な受信機の種類にはR型受信機とP型受信機が有ります。
その中でもP型受信機には1級2級3級に分類されます。
その他の受信機にはアナログ式受信機、無線式受信機、2信号式受信機、GP型受信機、GR型受信機、M型受信機などがあります。
R型受信機
火災信号、火災表示信号もしくは火災情報信号を固有の信号として、
または設備作動信号を共通もしくは固有の信号として受信し、
火災の発生を防火対象物の関係者に報知するもの
R型受信機の特徴として、各感知器に固有のアドレス設定をすることにより、火災が発生した場合にどの感知器が作動したかまで、信号を送る事が出来る。
工事は簡単であるが、固有のアドレスの設定などをしなければなりません。
最も優れており、高級品の受信機と言えます。
P型受信機
火災信号もしくは火災表示信号を共通の信号として、
または設備作動信号を共通もしくは固有の信号として受信し、
火災の発生を防火対象物の関係者に報知するもの
今最も使われている受信機です。
主にP型1級受信機とP型2級受信機が使われています。
受信機の規格
ここでは、受信機の各規格について説明します。
毎年出題頻度は高いので各特徴を抑えましょう。
P型3級
- 回線数は1回線のみ
- 設置できる防火対象物の面積は150m2以下。
- 1つの防火対象物に設置できるのは2台まで
- 火災表示試験機能を持たせること。
- 火災表示の自己保持機能は不要です。
- 主音響装置の音量は70dB以上あること。
P型2級1回線用
- 回線数は1回線のみ
- 設置できる防火対象物の面積は350m2以下。
- 1つの防火対象物に設置できるのは2台まで
- 火災表示試験機能を持たせること。
- 火災表示の自己保持機能は必要です。
- 主音響装置の音量は85dB以上あること。
- 地区音響装置の音量は90dB以上あること。
P型2級多回線用
- 回線数は5回線のみ
- 設置できる防火対象物の面積は面積制限がない。
- 1つの防火対象物に設置できるのは2台まで
- 火災表示試験機能を持たせること。
- 火災表示の自己保持機能は必要です。
- 主音響装置の音量は85dB以上あること。
- 地区音響装置の音量は90dB以上あること。
- 予備電源を内蔵すること
P型1級1回線用
- 回線数は1回線のみ
- 設置できる防火対象物の面積は面積制限がない。
- 1つの防火対象物に設置できるのは2台まで
- 火災表示試験機能を持たせること。
- 火災表示の自己保持機能は必要です。
- 主音響装置の音量は85dB以上あること。
- 地区音響装置の音量は90dB以上あること。
- 予備電源を内蔵すること
P型1級多回線用
- 回線数は無制限
- 設置できる防火対象物の面積は面積制限がない。
- 1つの防火対象物に設置できるのは台数制限なし
- 火災表示試験機能を持たせること。
- 火災表示の自己保持機能は必要です。
- 主音響装置の音量は85dB以上あること。
- 地区音響装置の音量は90dB以上あること。
- 予備電源を内蔵すること。
- 火災灯を備えること。
- 地区表示灯を備えること。
- 発信機との間で確認、電話連絡ができること。
- 発信機回路の導通試験ができること。
G型受信機
G型受信機は、ガス漏れ火災警報設備の受信機です。G型受信機単独の装置もありますが、P型やR型の中に一体化されたGP型やGR型も多く使われています。
- ガス漏れ信号を受信したときは、黄色のガス漏れ灯を自動的に表示すること。
- ガス漏れの検知から作動までの時間は60秒以内とされている。
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