消防設備士試験について情報をお伝えしていきます。
トリプル保障があるのはSATだけ
建築物内には消火器やスプリンクラー設備などさまざまな消火設備があります。
一定規模の建築物になると消防設備士による点検・整備が義務付けられています。
その点検・整備を行うことができるのが消防設備士です。
甲種になると工事ができるようになりますが、試験内容は難しくなります。
尚乙種・甲種とも点検・整備・工事ができる分類分けがあり特類・1類~7類に分かれていますので、点検・整備・工事を行うにはその類の試験に合格しなければなりません。通称工藤本と呼ばれているものです。
語呂合わせを取り入れた参考書でわかりやすい
免状の種類 | 工事・整備等ができる設備等 | |
---|---|---|
甲 種 | 特類 | 特種消防用設備等 |
甲 種 又 は 乙 類 | 1類 | 屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、 屋外消火設備 |
2類 | 泡消火設備 | |
3類 | 不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備 | |
4類 | 自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、 消防機関へ通報する火災報知設備 | |
5類 | 金属製避難はしご、救助袋、緩降機 | |
乙 種 | 6類 | 消火器 |
7類 | 漏電火災警報器 |
消防設備士は免許取得後に規定の講習を受けなければならない。
類別 | 講習の区分 |
---|---|
第1類 第2類 第3類 | 消火設備の講習 |
第4類 第7類 | 警報設備の講習 |
第5類 第6類 | 避難設備・消火器の講習 |
試験科目 | 問題数 | 試験時間 | |||
---|---|---|---|---|---|
甲種 | 乙種 | ||||
筆記 | 基礎的知識 | 機械に関する部分 | 甲種:3時間15分 乙種:1時間45分 | ||
電気に関する部分 | 10 | 5 | |||
消防関係法令 | 各類共通 | 8 | 6 | ||
4類に関する部分 | 7 | 4 | |||
構造機能及び工事又は整備の方法 | 機械に関する部分 | ||||
電気に関する部分 | 12 | 9 | |||
規格に関する部分 | 8 | 6 | |||
合計 | 45 | 30 | |||
実技 | 鑑別等 | 5 | 5 | ||
製図 | 2 |
消防設備士試験には免除制度があります。
それは、電気工事士免許及び電気主任技術者の免許等を持っていれば消防設備士試験の電気に関する部分が免除になります。
しかし、免除した場合は電気の科目以外の正解率60%以上が合格となります。 従って電気で得点を稼げる人は少しでも正解率を上げるためにも免除しない方が良いと思います。
試験科目 | 電気部門の技術者 | 電気主任技術者 | 電気工事士 | ||
---|---|---|---|---|---|
筆記 | 基礎的知識 | 機械に関する部分 | |||
電気に関する部分 | ● | ● | ● | ||
消防関係法令 | 各類共通 | ||||
4類に関する部分 | |||||
構造機能及び工事又は整備の方法 | 機械に関する部分 | ||||
電気に関する部分 | ● | ● | ● | ||
規格に関する部分 | ● | ||||
合計 | |||||
実技 | 鑑別等 | ||||
製図 |
実は消防設備士試験は全国どこで受験をしても良いことになります。
従って、