消防設備士試験について情報をお伝えしていきます。
消火器とは「水その他消火剤を圧力により放射して消火を行う器具で人が操作をするものをいう。
消火器の種類には以下のようなものがあります。
消火器の種類 | 蓄圧式 | 加圧式 | |
---|---|---|---|
ガス加圧式 | 反応式 | ||
水消火器 | 〇 | ||
強化液消火器 | 〇 | 〇 | |
化学泡消火器 | 〇 | ||
機械泡消火器 | 〇 | 〇 | |
ハロゲン化物消火器 | 〇 | ||
二酸化炭素消火器 | 〇 | ||
粉末消火器 | 〇 | 〇 |
本体容器内には、消火薬剤とともに放射圧力源となる窒素ガス(N2)が、常時0.7~0.98MPaで蓄圧されており、レバーの操作によって吐出管、ホースを通って消火薬剤がノズルより放出されます。圧力源の窒素ガスの蓄圧状態が、圧力ゲージ(指示圧力計)によって外部から見えるようになっているため、圧力状態のチェックが簡単にできます。
原則として指示圧力計を設ける必要があります。ゲージ(指示圧力計)が付いているのが、蓄圧式消火器の目印です。
指示圧力計の圧力検出部(ブルドン管)にはSUS材が使用されている。ただし、二酸化炭素消火器とハロン1301消火器は、薬剤自身の圧力で放射するので蓄圧用ガスは不要で、指示圧力計も必要ありません。
本体容器とは別に二酸化炭素(または窒素ガス)を充てんした加圧用ガス容器を設けてある。
使用時にその容器のガスを本体容器に導き、消火剤を加圧して放射する構造。加圧式消火器は、一度ノズルを握ると、内部の圧力が下がるまで(薬剤を放出し終わるまで)放射は止まりません。
本体容器(外筒)内に内筒を設け、一方に酸性、もう一方にアルカリ性の薬剤を充てんし、使用時に消火器をひっくり返して両者を反応させることによって圧力を発生させ放射する。
反応式は、化学泡消火器のみです。