漏電火災警報器一般の構造について
漏電火災警報器の一般構造
- 各部分が良質の材料で造られ、配線及び取り付けが適正かつ確実であること。
- 端子以外の部分は、堅牢なケースに収めてあること。
- 端子は、電線(接地線を含む)を容易かつ確実に接続することができること。
- 耐久性を有し、著しい雑音または障害電波を発しないこと。
- 端子には、適当なカバーを設けること。(ただし、接地端子および配電盤に取り付ける埋込用端子は除く)
- 充電部で外部から容易に人が触れる恐れのある部分は、十分に保護されていること。
- 定格電圧が60Vを超える変流器または受信機の金属ケースには、接地端子を設けること。
漏電火災警報器の機能
- 公称作動電流値
- 公称作動電流値は200mA以下であること。ただし、感度調整装置を有するものにあっては、その調整範囲の最小値について適用する。
- 感度調整装置の調整範囲の最大値は1A以下であること。
漏電火災警報器を作動させるために必要な漏洩電流の値として、
製造者によって表示された値のことをいう。
漏電火災警報器の表示事項
受信機と変流器共通表示
- 届出番号
- 定格周波数(受信機の場合は電源周波数)
- 製造年
- 製造者名、商標または販売者名
受信機のみに表示する項目
- 定格電圧
- スイッチ等の操作部には「開」、「閉」等の表示及び使用方法
- 漏電火災警報器受信機という文字
- 公称作動電流値
- 作動入力電圧
- 集合型受信機にあっては、警戒電路の数
- 接続することができる変流器の届出番号
- 端子板には端子番号(電源用の端子にあっては、端子記号及び交流又は直流の別)並びに定格電圧及び定格電流
- 部品には部品記号(附近に表示した場合を除く。)
- ヒューズホルダには、使用するヒューズの定格電流
受信機の音響装置に表示する項目
- 交流又は直流の別
- 定格電圧及び定格電流
- 製造年
- 製造者名及び商標
- 極性のある端子には、その極性を示す記号
変流器のみに表示する項目
- 漏電火災警報器変流器という文字
- 屋外型又は屋内型のうち該当する種別
- 定格電圧及び定格電流
- 単相又は三相のうち該当するもの
- 設計出力電圧
- 極性のある端子には、その極性を示す記号