受信機の機能について
作動、および不作動時間について
公称作動電流値に対応する変流器の設計出力電圧の
- 52%の電圧を加えた場合
結果:30秒以内で作動しないこと。
- 75%の電圧を加えた場合
結果:1秒以内で作動すること。
試験ではこう出る。
「受信機は、信号入力回路に公称作動電流値に対応する変流器の設計出力電圧の52%の電圧を加えた場合、30秒以内で作動せず、かつ、公称作動電流値に対応する変流器の設計出力電圧の75%の電圧を加えた場合、1秒以内で作動すること」
集合型受信機の場合の機能
集合型受信機の場合は次の機能も必要になります。
- 漏洩電流の発生した警戒電路を明確に表示する装置を設けること。この場合、警戒電路が遮断された場合でも
結果:その表示は継続して行え、かつ2の警戒電路で漏洩電流が同時に発生した場合、機能に異常を生じないこと。
- 2以上の警戒電路で漏洩電流が同時に発生した場合
結果:漏洩表示および警戒電路の表示を行うこと。
電源電圧変動試験
- 電源電圧を受信機の定格電圧の90~110%の範囲で変化させた場合
結果:機能に異常を生じないこと。
試験ではこう出る。
「受信機の電源電圧変動試験において、電源電圧を受信機の定格電圧の90%~110%の範囲で変化させた場合、機能に異常を生じないものでなければならない。」
過入力電圧試験
- (信号入力回路に)50Vの電圧を「変流器のインピーダンスに相当する抵抗」を介して5分間加えた場合
結果:漏電表示をし、かつ構造、または機能に異常を生じないこと。
繰り返し試験
- 受信機の定格電圧で1万回の漏電作動を行った場合
結果:構造、または機能に異常を生じないこと。
試験ではこう出る
受信機の繰り返し試験においては、定格電圧での漏電作動を1万回行う必要がある。